TOKUSHIMA UNIVERSITY Digital Fabrication PROJECT
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NEWS
2020.06.01

伝統をメイクコラボレーター募集

私たちは、伝統をメイクの次の一歩を一緒につくっていくコラボレーターを募集しています!

伝統をメイクの次の一歩を一緒につくっていくコラボレーターを募集しています!

 

これまで、伝統をメイクではコンセプトに共感したみなさんとともに3つの”メイク”の活動に取り組んできました。この根幹には、伝統をメイクの「MAKERS文化」があります。
私たちは、伝統をメイクのMAKERS文化で古典人形浄瑠璃界に異分子コラボレーターの入る余地を作り、創作文化によるファンの拡大と、古典価値の再発見の機会を作ることを目指します。

 

伝統をメイクによる古典人形浄瑠璃の拡張

 

私たちの今描いている次の一歩は、濃い緑の縁取りをしているコンセプトを発展させる活動です。

 

① 家に眠っている浄瑠璃人形の3Dデータレスキュー (01“ものづくり”のメイクの発展)
② 人間の表情から浄瑠璃人形をつくってしまうインタラクティブシステム開発
 (01“ものづくり”のメイクの発展)
③ 伝統をメイク人形の旅 (03”今”の文化を創造するメイクの発展)

 

現在、それぞれの活動に興味を持って一緒に取り組んでくださるコラボレーターを大募集中です。

 

① 家に眠っている浄瑠璃人形の3Dデータレスキュー

対象:浄瑠璃人形を保有する個人・団体
募集:3Dデータづくりのための浄瑠璃人形の貸出

 

浄瑠璃人形が家に眠っているという方、浄瑠璃人形の3Dデータアーカイブ技術向上や浄瑠璃人形のDIY文化発展のために、人形をお貸しいただきデータを提供いただけないでしょうか?お貸しいただいた人形の3Dデータを作成し、その後、様々な活用を一緒に考えていきます。

 

伝統をメイクでは、これまで、お七、お鶴の3Dデータをつくってきました。よりたくさんの眠っている浄瑠璃人形を多くの人に見ていただけるよう、デジタルアーカイビングを進めていきたいと考えています。

 

② 人間の表情から浄瑠璃人形をつくってしまうインタラクティブシステム開発

対象:人形の3Dデータの研究利用に関心のある研究者・研究室
募集:共同研究、情報交換等

 

伝統をメイクでは、科研費 挑戦的研究(萌芽) 「歴史的価値の創造的復元に寄与する浄瑠璃人形立体アーカイブの実現」と連携しながら人間の表情から浄瑠璃人形をつくってしまうインタラクティブシステムの開発に取り組んでいます。
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-18K18483/

 

これは、DIYによる浄瑠璃人形の制作と現代ならではのカシラに興味を持ってもらう取り組みです。自分の顔から浄瑠璃人形のカシラの3Dデータを作る遊びができるインタラクティブなシステムになる予定です。誰もが自分の顔で浄瑠璃人形のカシラを簡単に作ることができるようになります。出力してみたい人は、3DプリンタでDIYし、オリジナルの浄瑠璃人形として操ることができるようになります。また顔データから作成したカシラの3Dデータを立体アーカイブとして蓄積していくことで、現代の物語に合う人形のストックができていき、創作人形浄瑠璃の表現の幅を広げるきっかけを生み出そうと考えています。

 

現在、研究チームでは、3Dスキャナを用いた浄瑠璃人形の3Dデータ作成、人形の表情のキャプチャ、浄瑠璃人形のアーカイブ技術の開発に取り組んでいます。共同研究や人形の3Dデータの研究利用に関心のある研究者・研究室は、お気軽にご相談ください。
これまでに、筑波大学への3Dデータ提供、京都精華大学への技術協力など行ってきた実績があります。

 

③ 伝統をメイク人形の旅

対象:浄瑠璃人形を遣った活動を起こしたい人
募集:伝統をメイクで制作した人形を遣った各地での公演

 

創作浄瑠璃人形を遣った演技を通して現代の人々の心とつながる新しい物語を紡いでくださる方を募集します。伝統をメイク人形を各地に連れ立って、たくさんの人との接点を生み出していただければと思います。
お七とお鶴と初くんは、勘緑氏・高橋久美子氏・平本正宏氏の公演の旅に時折連れて行ってもらっていますので、目にしたい方はぜひSNSをチェックください。
なお、伝統をメイク人形を遣った公演依頼、人形の展示、人形にふれあう体験等の相談も可能な範囲で検討させていただきますのでお気軽にご相談ください。

 

その他:徳島大学A.BA座第2期メンバー募集

徳島大学A.BA座は、徳島大学学生が集まり、人形浄瑠璃について新しい切り口から表現・記録していくグループです。浄瑠璃人形の3Dデータを活用し、3Dプリンタによってオリジナルの人形を製作しています。現代を舞台とした脚本や音楽等を用いてショートムービーを製作するなど、三人遣いの新しい可能性を探求しています。
これまでのメンバーは大学を巣立つため、現在、第2期として新規メンバー募集しています。新しいメンバーで新しい表現の可能性を考えるチャンス。興味のある方はぜひお声がけください。

 

<問い合わせ先>
伝統をメイクプロジェクト(浮田・笹尾) cr-office@tokushima-u.ac.jp